スタッフBlog
先月、TOGU社(Prien:ドイツ)と、ツールを使用している施設の見学をしてきたので報告します。
エクササイズボール、エアロステップなどバランス系のトレーニングでよく使用するツールのメーカーであるTOGU社は、ミュンヘンの南東にあるキーム湖の近くにありました。会社には事務所とショールーム、工場、倉庫が併設されていて、製造過程や出荷の様子も見ることができました。
日本では販売していない製品もたくさんあり、カラフルで楽しそうですね。今回はほぼすべての製品を触ってみて、サイズや硬さ、使い方の確認をすることができました。今後、取り扱いができそうなものも目をつけてきました。
工場では、半分くらい手作業だったのが驚きでした。
施設見学では、トレーニング施設、PTもいるトレーニング・ウェルフェア複合施設と医療機関、フィットネス施設、学校の体育館を訪問しました。
システムは違っても設備は日本とそう変わらないように思います。また、医療機関では理学療法士は1セッションきっちり30分で施術をし、場所を移動してトレーニングはトレーナーが指導するということが多かったです。呼吸の仕方や自主トレのチェックなどは理学療法士が対応していましたが、セッションごとに動きを評価―治療―再評価という流れではありませんでした。
学校の体育館では、10歳~12歳の女子ハンドボールチームのトレーニングにツールを取り入れて、サーキットトレーニングをしていました。成長期は、いろいろな支持面での動きやバリエーションのある運動をすることはとても大切です。ハンドボールのジャンプシュートの動きも取り入れてプログラムが組まれていて、生徒たちは楽しそうにトレーニングしていました。自分が指導するときには、分離運動が十分にできるかどうかも評価しながらグループ指導できるといいな、と思いながら見学させてもらいました。
TOGU国際インストラクターのGabi Fastnerさんや施設のトレーナーの方々から実技の研修も受けることができました。普段やっている運動に加えて、回旋動作や複合運動も多く取り入れていました。今後のコンディショニングや講習会では、新しい情報も取り入れて皆さんにお伝えすることができると思います。
201607/06