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腰痛予防講習会の報告

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今年も川崎市環境局からのご依頼で、職員の方向けの腰痛予防講習会を開催しました。
5日間(10回)の開催で11施設、約440名が参加してくださいました。

職員の方が報告書とアンケート結果をお送りくださったので、
それをもとに内容を少し紹介したいと思います。
今回も実技(体操)を中心に進めました。
昨年までと同じく、腰部に良くない影響を及ぼす姿勢や動きの特徴をお伝えし、
腰への負担を減らすために股関節の動きを強調するように体操を行いました。

また、痛みや不具合の出る動きのパターンを大まかに分けて、
屈曲または伸展、回旋および屈曲伸展両方、として
それぞれで必要な動きを体験してもらいました。
たとえば屈曲パターンの人は、前かがみやしゃがむときに
股関節を曲げるよりも先に腰を大きく曲げてしまうので負担がかかりやすい。
このような人は体幹のニュートラル(中間の姿勢)を保ちながら
股関節を十分に曲げて動くようにする、という風に指導しました。

股関節の柔軟性や筋力を保つには、胸郭の柔らかさや殿筋の力も必要になるので、
体操にはそれらも含めて指導させてもらいました。

ペアになって姿勢や動きを見てもらい、お互いに指摘し合うということもお願いしました。
体操の後には動きが楽になっている方も多く、身体も温まったようでした。

アンケートの結果では、
「体操後にすぐ変化があったのでほかのストレッチ方法も知りたい」
「短時間でしたが、分かりやすくとても参考になりました。いろいろと応用できそうだ」
「股関節のエクササイズは効果がありそうだ。肩こりのエクササイズも教えてほしい」
など、たくさんの感想をいただきました。
実施した運動については、97%の方に「効果がありそうだと思った」との回答をいただきました。

しかし、1か所で100名以上の参加をしてくださったご施設もあり、
全ての方に十分な運動指導はできませんでした。そのため
「現在の腰痛をまずは改善したい。今回のストレッチも痛みが出てしまい、思うように十分なストレッチができてない」という方もいらっしゃいました。
柔軟性を高めることと、筋を使ったり体の使い方を工夫して安定性を高めることと、
両方を一人一人に合わせて指導するには課題が残ったと感じています。

腰痛にはいろいろな原因や症状があり、個々に対応する必要がある、と
これまでお伝えしてきたこともあり、今回は個別相談の時間も設けていただきました。
おひとり15~20分程度でしたが、しびれなどの神経症状がある方、
何回も手術をして後遺症がある方や、今は痛みは強くないが予防したいという方など、
いろいろな方がいらっしゃいました。
まずは受診が必要な方には医療機関に相談することをお勧めし、
その上で体作りを継続するようにお話ししました。

今回の内容でどれだけ腰痛改善につながるかは分かりませんが、
新しい試みにもチャレンジすることができ、市の職員の皆さんに大変感謝しています。
相談を受けてすぐに何かを提供することができず、
歯がゆい部分もありますが、まずは医療機関を通じて改善につながればと思いました。

それから、医療保険下でのサービス以外でも、このように
社会に貢献することができると強く感じました。
理学療法士の得意分野を活かして、もっともっと多くの方の健康に役立てれば嬉しいです。

最後になりますが、講習会の企画・運営をしてくださった川崎市環境局の職員の皆様、
ご参加いただいた皆様にお礼申し上げます。
来年はまたさらにレベルアップした内容をお伝えできるように、
スタッフ皆で頑張りたいと思います。

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201412/27

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