スタッフBlog
11月19日から24日まで、中国・広州で行われた第16回アジア競技大会に行ってきました。
出発当日の朝は4時起きで、生まれて初めてのルームサービス。
朝からお弁当?と思ったら洋食でした。
寝起きでぼ~っとしていたら、ピシッしたホテルマンがワゴンを押してきて緊張感で目が覚めました。
成田空港では、荷物のチェックがいつもより厳しくて、せっかく用意したテーピング用のスプレーがセキュリティにひっかかり
抜き取らなくてはいけなくなりました。今までこんなことなかったのに・・・でも予備があったため何とかなりました。
その後のパスポートコントロールでは、前に並んでいた白髪の外国人男性に
『日本の選手?アジア大会に行くんですか?』と話しかけられ
大学時代に自分もイングランドでラグビーしていたんだと嬉しそうに言っていました。
順番がきてその方は先に行ってしまったと思ったら、私のことを待っていてくれて
『Good Luck!!』
とだけ言って立ち去っていきました。
さらっとこういうことができるあたりが、さすが英国男性。
頑張って行ってこよう!と心に誓って出発し、無事広州に到着しました。
これが選手村、日本選手団の居住区の周りです。
3LDK+バスルーム2つ、10階建てくらいのマンションが何棟も続きます。
昨年の東アジア大会では、ラグビーの他いくつかの競技のみ同じホテルでした。
今回は各国全ての競技の選手や役員が同じ敷地内で生活しており、一つの街のようでした。
しかしさすがというべきか、新築マンションでも水周りや電気関係はアバウトな作りで、日本では考えられない・・・ということもありました。
そして、確認を怠ったため持ち込んだ物療機器とドライヤーがショートしてしまい、初日から大ショック。自分のせいですが、ついてない。。。
選手村のレストランは、24時間営業、3700人収容できるそうで
とにかく広く、マクドナルドもありました。
ヨーロッパ料理、中華料理、中東料理、など各国各種の食べ物がビュッフェで食べられました。
また、選手村からバスで約20分のホテルの中に、マルチサポートハウスが設置され、選手や役員が自由に利用できました。
ここにはトレーニングルーム、メディカルルーム、高圧酸素カプセル、リラクセーションルームなどがあり、専門のスタッフが対応してくれました。
写真はトレーニングルーム内です。ウエイトマシンやコンディショニングのツールなど各種設置してありました。選手たちがプールリカバリーの間、自分のコンディショニング?やウエイトをしてみました。人に言うのは簡単ですが、自分でやるとなると結構大変ですね。
食堂では日本食やレトルトの捕食も用意され、選手達はカレーや肉じゃが、おにぎりなどを喜んで食べていました。
マルチサポートハウスのスタッフの皆様、大変お世話になりました。
こちらは試合前のウォーミングアップ。奥に観客席が見えますが、朝からかなりのお客さんが入っていました。
歓声も大きくてグランドでは声が通らないこともしばしば。
ときどきウェーブも起こって、試合が進むにつれて盛り上がっていました。
試合は、3日間で6試合を行い4勝2敗。メダルを目標にしていたけれど、5位という結果でした。
一方、女子の決勝は中国vs.カザフスタンで、最後まで勝敗の分からない激しい試合でした。
最終順位は1位カザフスタン、2位中国、3位タイ、4位香港でした。
男子は日本が金メダル!!
後半は退場で1人少なくなったのに、すごい集中力で・・・いい試合に感動しました。
試合の詳細は下記URLからご覧下さい。
http://sevens.rugby-japan.jp/japan/2010/id9167.html
http://sevens.rugby-japan.jp/japan/2010/id9169.html
http://sevens.rugby-japan.jp/japan/2010/id9168.html
打ち上げでは、男子チームや関係者の皆さんと一緒に会食をしました。
ご飯のメインはお粥の鍋。ご飯のペーストに貝、アワビ、牛肉、野菜を入れて、お醤油ベースのたれで食べました。最後にご飯にこのお粥をかけて、お醤油で味を調えてシメです。
ライス in ライス には驚きましたけど、贅沢な出汁がよく出ていて大満足でした。
セッティングしてくださった現地トヨタ関係の皆さん、どうもありがとうございました。また、応援に来てくださった方々の暖かいご声援にも感謝いたします。
この遠征では、いつもにましてタイムスケジューリングが難しく準備の大切さを痛感しました。また、その場で痛みをとったり症状に対して変化を出すことが試合でのパフォーマンスに影響するので、自分の力不足も感じました。
でも、他競技の方々や男子チームを間近に見て自分の次の課題を感じることができました。その他、外傷後のケアの意識が変わってきた選手がいたり、微弱電流が予想以上に効果があることが分かったり、収穫の多い遠征となりました。
お世話になった皆様、ご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました。
201012/06