スタッフBlog
3月24日から27日まで、女子ラグビーの香港セブンスに帯同させていただきました。
大会は12チームが参加し、日本は2勝2敗で9位でした。
試合の詳細は以下の日本協会のwebサイト
http://www.rugby-japan.jp/japan/women/2010/id8067.html
http://www.rugby-japan.jp/japan/women/2010/id8069.html
または女子ラグビー連盟のwebサイト
をご覧下さい。
こちらのブログでは帯同中の仕事をちらっとお伝えします。
写真はハーフタイムのグラウンド。
帽子をかぶっているのがメディカル(磯)です。
7人制ではハーフタイムが1分と短いため、選手はベンチに引き上げずグラウンドに残ります。
メディカル("Physio"と呼ぶことが多いです)はベンチサイドで待機しますが、ゲーム中でも選手が倒れればグラウンドに入ることができます。
選手の具合を確認して、プレー続行が可能かどうかを判断します。瞬時の判断は難しいし、責任も重いけれど大切な仕事です。選手が負傷して出血や処置が必要な場合、いったんグラウンド外に選手を出し、処置をして再びプレーに戻します。
脳震盪や頚部の損傷、骨折などプレーができないと判断した場合はその旨を伝えてメンバーチェンジ、ベンチで応急処置をします。
次の写真は足関節のテーピングをしているところ。
捻挫の再発予防のため、硬めに固定しています。
人工芝のグラウンドでは天然芝と違って足首や膝、腰にかかる負担も大きく、疲れがたまりやすくなります。
擦り傷+やけども増えます。
雨の後はすべることも多く、天然芝とは違った外傷が起こることがあります。
アップ用のサブグラウンドの様子です。
周りには超高層ビルが立ち並び、香港らしい光景ですね。
下の写真はホテルでの夕食の様子とデザートのケーキ・・・ちゃんとポールも立っています!
遠征先のホテルではビュッフェスタイルのことが多いので
選手にはバランスを考えて選ぶように伝えます。
高校生の選手たちも、野菜や果物をしっかりと選べるようになってきました。
写真のものよりもかなり大きなラグビーボールのケーキも登場し、ちょっと笑ってしまう感じでしたが美味しかったです。
今回は1日に4試合、3泊4日と遠征期間も短かく、コンディショニングよりも外傷の処置が多かったように思います。何が起こっても大丈夫なように、準備と段取りが大切だと感じた遠征でした。
メディカルは「慌てず、おおらかに」をモットーに今後もサポートしていきたいです。
ご協力いただいた皆様、応援してくださった方々、どうもありがとうございました。
201003/30