スタッフBlog
こんにちは田舎中です。
先日第24回 運動処方講習会 レジスタンストレーニング編:
心疾患に安全で効果的な筋トレを実践するために
が開催されました。
講習会では
・心疾患のレジスタンストレーニングの生理学的背景や効果
・リスク管理について
・虚弱症例に対するトレーニング、電気刺激療法
・レジスタンストレーニングの実際
・コアトレーニングの実践
の内容の講義と実習がありました。
中でも興味深かったのは虚弱心疾患症例に対する電気刺激療法です。
以前は心疾患の方々への運動療法として、電気刺激療法は確か禁忌だったと思います。
でも高齢者などの虚弱心疾患患者に対して筋肉の萎縮を最小限に抑えるために電気刺激を行うことは有効であるという講義を伺いました。
しかも血行動態や自律神経活性の著しい変化は認められないとのこと。
安静臥床1週間で筋の萎縮も進むとのことですから、
早期からの筋萎縮予防が本当に重要であると実感しました。
そして、なんと私も講師を勤めさせて頂きました!
もちろんコアトレーニングの実践のセッションです。
講義の中で姿勢とコア、姿勢と胸郭の動き、コアの重要性の話をさせて頂き、
後半実際に皆さんに体験してもらいました。
心リハになんでコアトレーニングなの?と思われる方も多いですよね。
でもレジスタンストレーニングを行っていく上で、コアをまず作ることで血行動態を安定
させながらの効果的なトレーニングができるのではないかと考えています。
ちなみにこれは実習の風景です。皆さんには胸郭下部にセラバンドを巻いて頂き、
腹横筋の活性化を体験して頂きました。
セラバンドを取り外すと胸郭の動きが変わるのを実感できるんですよ。
呼吸もしやすくなります!
実習時間がだいぶ足りなくなってしまいましたが、
講義終了後にはたくさんの質問をいただきました。
心疾患へのトレーニングにもコアの重要性が少しでも広まることを期待したいです!
201003/23