スタッフBlog
第2回目のコンディショニング紹介は、
膝前十字靭帯損傷、半月板損傷です。
膝の靭帯や半月板を痛めた後の治療は、手術をする場合としない場合があります。
どちらの場合もまずは可動域(動く範囲)や筋力を元に戻し、並行して全身の運動も進めていきます。
< コンディショニングの例 >
【症状、訴え】
・膝を動かすと音がして痛い
・筋力が弱い
・正座ができない
・自分に合ったリハビリをしたい
【チェック(評価)の内容】
・膝周りの状態の確認(炎症や痛み、靭帯の緩み、筋肉のかたさ など)
・姿勢や歩き方
・下肢全体の筋力
・コアの使い方
・動作の確認
【エクササイズの内容】
・張りのある筋に対して → ストレッチ、モビライゼーション
・膝関節の硬さに対して →
テクノシックス(高周波治療器)での温熱療法・循環の改善
(右の写真)
・コアの強化 → レッドコードやボールでの全身運動
・脚全体の強化 → マシン、チューブトレーニング
・パフォーマンスの向上 → バランストレーニング
下の写真は左がマンツーマンストレッチ、右はマシンを使った大腿四頭筋の筋力強化です。
膝周りだけでなく、胴体や股関節・足部を含めてコントロールできるようになると膝への負担が減ってきます。
手術の有無や目標によってもエクササイズ内容は異なりますが、どこが弱いのかを見つけてトレーニングを続けていけるといいですね。
201005/06