理学療法士による
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図書のご案内 4

視聴覚案内

「解夏」  
さだまさし (2002年)

アーティストのさだまさし氏の著書で、4つの短編が収められています。

「解夏」
小学校の教師をしていた主人公が難病のベーチェット病にかかり、
視力を徐々に失っていきます。
発作の様子や症状、その時々の主人公の気持ちが経過とともに描かれていきます。


出たり消えたりするベーチェット病の症状と、何がなんだか分からないままに
自分の身体が変わっていく恐怖・不安がリアルに伝わってきました。
視力を失うとき病気が終わる(発作が出なくなる=完治?)
と聞いた主人公の自己との戦いや、彼の周りの人々の暖かい支えが印象的でした。


「秋桜」
長野県の農家に、フィリピンから来た女性が嫁ぎます。
優しかった舅が他界し、厳しく接する姑やご近所の中で、
見下されたように感じていたたまれなくなってしまいます。
しかし、そんな姑も自分を認め守ってくれていたことが分かり・・・


このほか、ダム建設で沈んだ村で育った人々の物語「水底の村」と、
認知症が進んでいく父親を持つ、エリートサラリーマンの家族が描かれている
「サクラサク」が収められています。


高齢者介護や難病ケアに悩む家族や周りの人々の気持ちを想像し、
医療機関で働いているときの自分を思い出しながら読んでいました。
過疎が進む村、とか東南アジアの女性が日本で暮らしたら?など、
昨今の「日本の社会問題」とされるような背景の人々が出てきます。
このようなテーマに考えさせられる部分もありましたが、
それよりも様々な困難の中でも家族や友人・愛する人々を大切に思い、
強く生きる人々の姿に希望を感じて心を打たれました。


読んでいて気付いたら涙が・・・という方も多いと思うので、
ハンカチかタオルの用意をお勧めします!

201006/16

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